トヨタ ウィッシュ(WISH) アイドリング不調(不安定・エンスト)

トヨタ ウィッシュ WISH の2000cc直噴エンジンを搭載した車で
アイドリング不調(不安定・エンストなど)が気になる方に、手軽にできる解決方法をご紹介します。

ウィッシュ(WISH) アイドリング不調のよくある症状

• アイドリング時の回転数が上下して安定しない。
• アイドリングが不安定で、ときどきエンストする。
• アイドリング時にエンジンから異音がする。エンジン音が不規則。
• Dレンジ(ドライブ)で停止していると、プルプルと車体が前後に揺れる。

　一般的にウィッシュのアイドリングは700rpm位の一定回転数で安定するのが正常な状態です。しかし、エンジンに問題が発生すると、アイドリング時の回転数は安定せず、短い周期で上下したり、突然に回転数が下がったりするなどの症状が発生することがあります。このアイドリング不調の状態が悪化すると、アイドリング中に突然エンストしたり、Dレンジ(ドライブ)に入れて停止していると車体が前後に揺れたりすることもあります。

ウィッシュ(WISH) アイドリング不調の代表的な原因：

• 直噴エンジンに多いトラブル(内部の汚れ)
• 基本的なメンテナンス不足
• エンジン内部の汚れ
• 関連部品の故障

　様々なことがアイドリング不調の原因となりますが、直噴エンジンを搭載したウィッシュ(WISH)の場合、エンジン内部の汚れの堆積が原因であることが多いです。その他の原因としては、整備不良、エンジン内部の汚れ、関連部品の故障 があります。原因は1つとは限らず複数の原因によりアイドリング不調を起こすこともあります。

原因別の対処法

1. 直噴エンジンに多いエンジン内部の汚れの堆積 (ウィッシュ WISH - 2000cc 直噴モデル)
   　　⇒ 本格的な強力洗浄系添加剤を使って汚れを除去、又は、修理工場でオーバーホール(超高額)
2. 基本的なメンテナンス不足
   　　⇒ 消耗部品や定期交換部品の交換・清掃など、定期点検メンテナンスを実施
3. エンジン内部の汚れ
   　　⇒ 強力洗浄系ガソリン添加剤などで洗浄もしくはオーバーホール
4. 関連部品の故障
   　　⇒ 故障部品の調査および交換、整備工場やディーラーで修理

�@直噴エンジンに多いエンジン内部の汚れの堆積

　ウィッシュ(WISH)の2000ccモデルの直噴エンジン(D-4)搭載車では、総走行距離が数万キロを過ぎてから、エンジンの性能低下やアイドリング不調や黒煙など、インジェクション(燃料噴射装置)の周辺に堆積した汚れが原因となる問題が多発することが確認されています。ホームセンターやカー用品店で売られている添加剤は洗浄効果が弱いので改善は期待できませんが、一部の本格的で強力な洗浄系ガソリン添加剤(OH+PRODUCTSがおすすめ)で改善する場合が多いです。ただ、ディーラーや整備工場によっては、エンジンの分解清掃やエンジン交換など高額な整備を進められることがあるので、注意が必要です。
（参考：強力洗浄系ガソリン添加剤(OH+PRODUCTS)）

�A基本的なメンテナンス不足

　必要なメンテナンスが不足していることが原因となりアイドリング不調を引き起こすこともあります。一般的な使用状況であれば、2年に一回の車検の際のメンテナンスで十分で問題ありません。しかし、ユーザー車検や格安車検などでメンテナンスを省略した場合や苛酷な使用状況の場合は、エアクリーナーエレメントやプラグ、エンジンオイルなどに問題がある可能性があるので、各部を点検の上、必要に応じて交換や清掃を行います。

�Bエンジン内部の汚れ

ウィッシュ(WISH)の直噴エンジンを搭載した車種では、エンジンの内部に堆積した汚れがアイドリング不調の原因となることが多くあります。この場合も、エンジン内部を洗浄してくれる「強力洗浄系ガソリン添加剤」を使うことで改善することが多くあります。ガソリン給油口から注入するだけと簡単に使用できるので、ますは一度使ってみることをおススメします。 色々な種類の洗浄系ガソリン添加剤が市販されていますが、十分に効果が得られるのは今のところOH+PRODUCTSの強力洗浄系ガソリン添加剤というだけ製品です。

�C関連部品の故障

　�A�Bに当てはまらない場合は、関連部品(アイドリングコントロールユニット・スロットルセンサー・エアフロメータなど)の汚れや故障が疑われます。整備工場やディーラーに修理を依頼して部品の分解洗浄や故障部品の交換をしてもらいます。
　しかし、故障が疑われる部品の一部には10万円近くする高価な部品もありますので、洗浄系ガソリン添加剤やエンジンコンディショナーによる洗浄など、出来るだけ低コストな方法を試して、考えた方が良いしょう。ディーラーや整備工場で相談する良いでしょう。

ウィッシュ(WISH) 2000ccモデルの直噴エンジンの不具合多発

　エンジン(アイドリング不調)のトラブルが発生しているウィッシュですが、これは特に初期D-4直噴エンジン2000ccを搭載したウィッシュで多数発生しているようです。詳しく説明しますと、1AZ-FSEという型式の2000ccの直噴エンジンを搭載した、車両型式がANE10GやANE11Wに該当する初期型の2000ccのウィッシュで2003年4月(平成15年4月)〜2006年3月(平成18年3月)までのモデルです。それ以降(2006年4月〜)のモデルでは、このエンジンが使われなくなり、最近のウィッシュの2000ccモデルでは対策が取られているため、エンジンのアイドリング不調(不安定・エンスト)のトラブルは少なくなっているようです。

ウィッシュ(WISH)の詳細情報

カローラをベースにした7人乗り5ナンバーサイズのミニバン。長いホイールベースとフラットフロアーにより3列目シートの足元のスペースも十分に確保。分割式の3列目シートはワンタッチで収納スペースにできるので、家族が多いファミリーから好評のヒットモデル。エンジンは1800ccに加え、2000ccの直噴D-4エンジンを搭載したグレードもある。1800ccでは、FFの2WDの他、フルタイム4WDもラインナップされている。

2012年4月 平成24年4月 マイナーチェンジ
2011年10月 平成23年10月 マイナーチェンジ
2010年4月 平成22年4月 マイナーチェンジ
2009年12月 平成21年12月 マイナーチェンジ
2009年4月 平成21年4月 フルモデルチェンジ 第2世代型

2008年6月 平成20年6月 マイナーチェンジ
2007年6月 平成19年6月 マイナーチェンジ
2006年4月 平成18年4月 マイナーチェンジ 1800ccモデルのみに
2005年9月 平成17年9月 マイナーチェンジ 2000ccモデルはトラブル多発
2004年5月 平成16年5月 マイナーチェンジ 2000ccモデルはトラブル多発
2004年4月 平成16年4月 マイナーチェンジ 2000ccモデルはトラブル多発
2004年2月 平成16年2月 マイナーチェンジ 2000ccモデルはトラブル多発
2003年4月 平成15年4月 マイナーチェンジ 2000cc直噴モデル追加 トラブル多発
2003年1月 平成15年1月 初期型 1800ccモデルのみ